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​ときのさい/TOKINOSAI

 物件は丼池ストリートに建つ、築30年ほどの4階建RC造の建物で、1階は倉庫・車庫として使用されていた。その1階部分を蕎麦屋に改装するという計画である。ビルのテナント構成は2階:レコード・古書店、3階:事務所(ミニFM局)、4階:ギャラリーとなっており、いずれの店舗も1階を通り、階段でアクセスする構成になっている。建物はセットバックし左右の建物に挟まれた大きな前庭を持つ特徴的な建物である。街・前庭・店舗を水平方向に連続させ、さらに垂直方向へ人々を店舗へと誘導するため、「人の滞留空間=外部集客ゾーン」を計画した。「内部客席ゾーン(室内)」と「前庭ゾーン」の中間に、コンクリート床の「外部集客ゾーン」を挿入することで、「街」→「庭」→「店舗」という連続性を生み出している。仕上げ計画としては、ボイド空間である「前庭ゾーン」を、左右のビルの壁の素材感に呼応させ、外壁はケイ酸カルシウム板、土間はコンクリート金鏝仕上げとした。内部客席ゾーンも床は構造用合板、壁・天井はコンクリート下地にAEP仕上げとし、素材感を残した仕上げ計画とした。

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